羅生門 『日本国憲法 <平和・自由・愛>』 (12"LP/JPN/ ROCK)
1971年録音、日本国憲法を歌い上げた"羅生門"の素晴らしき珍音源がRECORD STORE DAY 2016作品としてアナログ化!
近田春夫も参加するスタジオミュージシャンたちが集結し極短期間だけ活動した"羅生門"が残したコンセプトアルバム。元ネタはアメリカにあり、憲法をグルーヴィーなソフトロックに乗せて歌い上げるという恐ろしい作品デス。さすがの演奏力とアレンジ。音楽的にも社会科的にも教材に。
日本国旗カラーの曰くものカラービニール!モノの面白さが爆発した激しくオススメの本当にかっこいい珍品レコード。
(ケンゾー)
【羅生門 プロフィール】
羅生門は、ザ・ハプニングス・フォーとしても活動中であったぺぺ吉弘が、抜群の歌唱力をもった日系ハワイアンのポール・リー(ザ・ハーフ・ブリード在籍)を誘って、1971年に結成したバンドであり、赤坂にある同名のお店「羅生門」で演奏していた。
71年9月にファースト・アルバム『日本国憲法』をリリース、72年1月に2作目のアルバム『インディアン、死より赤を選ぶ』をリリースしたが、いわゆるハコバン中心の活動で表立った成果はなく短期間で消滅した。ネット上などにある「クニ河内が結成したグループ」という記述は間違いである。
アルバム『日本国憲法』は、憲法を第一章から第十章までを歌い上げたもの。当時はモップスのコンサート演出やテレビ番組「ゲバゲバ90分」の構成を手掛けていた喰始(たべはじめ/現ワハハ本舗社長)のアイデアによる企画作品であり、ジャケットには「構成」とクレジットされている。編曲と作曲には、ハプニングス・フォーのリーダーで、作編曲家としても多くの仕事を熟していたクニ河内。ここからは「戦争の放棄」がシングルカット(カップリングは「天皇」)され、ラジオの深夜放送ではリクエストも多く好評だった。 本作は長年、日本のロック史から完全に無視されていたが、近年になりコンセプト・アルバムとして、またソフトロックやプログレの視点からも高く評価されるようになった。
[track list]
A1. 第一章 天皇
A2. 第二章 戦争の放棄
A3. 第三章 国民の権利及び義務(Part 1)
B1. 第三章 国民の権利及び義務(Part 2)
B2. 第四章 国会
B3. 第五章 内閣
B4. 第六章 司法
B5. 第七章 財政
B6. 第八章 地方自治
B7. 第九章 改正
B8. 第十章 最高法規
----------
#羅生門(らしょうもん) / #RASHOUMON
#RSD2016
2016.04リリース