裸繪札 『s/t』 (CD/JPN/ ELECTRO, PUNK)
前作から5年、配信のみでリリースされた楽曲群に新録を加えた全10曲入りの"裸繪札"のニューアルバムが大阪""&"PUBLIC PUSSY"よりリリース!
ボーカル&打ち込み&ギターという変則編成でクラブはもとよりヒップホップ、ノイズ、パンク/ハードコア界隈の様々な場所で、時にアブストラクトに時にストレートにアジテートする挑発的なボーカルでヤバい空間を放ちまくる大阪のヤバい"裸繪札"。サウンドとしてのノイズではなく、ダンサブルでクールな電子サウンドが聴き手にそれぞれの歪みを産んでくる中毒性の高いヒリヒリした危ない1枚。
ヴィヴィッドなアートワークは大阪シルクスクリーンプリントシーンの中核を成す"INKADDICTION"によるもの。
総決算的フルアルバム、ヘッドフォンで爆音でぶっ飛んでこ。
(ケンゾー)
ヒップホップ、ノイズ、ガバ、テクノ、エレクトロ、パンク、ハードコア...ストリートカルチャーから派生した多種多様な音楽を独自のセンスと配合でケミストリーさせたアバンギャルドでデカダンスでアナーキーな楽曲群。
ロックバンドも真っ青な絶叫指数と消費カロリーと発汗量を誇る凄まじいライブパフォーマンス。
今思うと、いつの時代も裸繪札は浮いていた。どこのクラブで、どこのライブハウスで、どのようなラインナップでライブしようとも、常に異質であり異形であった。骨太のダイナミックさとエネルギッシュさによって観客のアドレナリンとセロトニンを決壊大放出させてしまうライブミュージックとしての躍動感と、極めて高純度のダンスミュージックとしての高揚感が最高水準で融合した、他を寄せつけない唯一無二のアクトと言えるだろう。
キャッチーさと難解さ、スター性とアンダーグラウンド感、漢気とセクシーさ、泥臭さとクールさ、ナンセンスとインテリジェンス...これらの奇跡的なまでの絶妙な塩梅は、彼らの天才的素質によるものなのか?ただただ純粋にプリミティブな衝動に身を任せた偶然の賜物なのか?
裸繪札は真夜中のクラブだろうと野外のレイブだろうと、トランスやテクノのDJがひしめくタイムテーブルの中においても、観る者すべてを巻き込んで飲み込んでグチャグチャのドロドロにしてしてしまう説得力と安定感がある。
この説得力と安定感というのはハイターのボトルをイッキ飲みすると意識不明になるとか、新幹線に轢かれると死ぬといった類いの絶対性を指す。
(天之川タクヤ)
[track list]
01.Please push monky button/プリーズプッシュモンキーボタン(3:35)
02.Public pussy/パブリックプッシー(3:14)
03.Taikuzuwari/体育座(3:40)
04.Yabant garde/ヤバンギャルド(2:47)
05.Death disco dance/デスディスコダンス(4:10)
06.Saintpaulia/セントポリア(2:36)
07.Son of a bitch/サノバビッチ(4:00)
08.Noanimal/ノーアニマル(4:10)
09.Public pussy elevate/パブリックプッシーエレベート(4:11)
10.Sadistic dick head police/サディスティックディックヘッドポリス(2:36)
参加アーティスト:
サイケアウツ G (track9)
Shin Wada(S.L.N.M/BABA track4.5)
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#裸繪札 / #裸絵札 / #HADAKAEFUDA
2022.04リリース