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白黒ミドリ 『話の続きを』 (CD/JPN/ FOLK, ROCK)

白黒ミドリ 『話の続きを』 (CD/JPN/ FOLK, ROCK)

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1,852円(税込2,037円)

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白黒ミドリ 『話の続きを』 (CD/JPN/ FOLK, ROCK)


 大阪の3ピースバンド"白黒ミドリ"、2004年結成より8年、初のCD作品がリリース!

 フィッシュマンズ、竹村延和、ボアダムスを手がけた林皇志氏をエンジニアに迎え、ライブ活動を休止し約2年間の歳月をかけて作製されたという本作。 
 少ない音数の1音1音の響きを大切にし、それぞれの楽器のとてもよい距離感、間合いが保たれた楽曲が並びます。フォークトロニカのメランコリックな空気も、トラディショナルなフォークの感覚も兼ね備えた、丁寧で繊細ながらも豪快な作品に仕上がっています。大も小も内包した楽曲群は 愛知のTEASIやGO FISHのあの感触に近い。丸く優しい歌声もスッと入り込んでくるニュートラルな温かみがあり、無駄に奇をてらうようなことは一切無く、"歌"というものへの堂々としたシンプルなコダワリを感じます。

 卒業後に再会した高校の先輩後輩で結成されたという白黒ミドリ、一風変わったバンド名もなんとなく納得。wassa氏によるジャケットデザインも異様ですごい。バンド結成より選りすぐられた全9曲収録、推薦!
(ケンゾー)


【コメント】
いつから、音楽がただ単にパッケージングされた商品になってしまったんだろうと思う。音を飾り立て、上辺の詞を歌い、コラボだなんだ、それさえも今や話題性は全くない。これから先の人生で僕はもうCDを買う事などほとんど無いだろうと思う。
しかし、とあるきっかけで知る事となった、「白黒ミドリ」という少し変わった名前の、ごくありふれたトリオバンドのファーストアルバム「話の続きを」は、もう聴く亊は叶わないのではないかとさえ思っていた、ごくありふれた音楽と歌で溢れていた。
今の時代にこれだけシンプルに音と歌をCDというフォーマットに落とし込むのは至難の業だったのではないかと想像する。少し油断すれば、売れると良いなとか、綺麗な音にしたいとか、話題性をとか、コンセプチュアルにとか、とにかく付加価値を付けようという考えが湧いてきたはずだ。そうやって、多くのミュージシャン達は付加価値で添加された音楽、パッケージングされ均質化された商品を製造してしまう事になる。
そんな中彼らは、ただシンプルに今自分達がならすべき音、歌うべき言葉に正面から向き合い、丁寧に楽曲を作り演奏しそしてそれを一つ一つ録音していったのだろう。そうして、出来上がったアルバムは、普遍的なサウンドでありながらも、本来、人が誰しも等しく奇妙な存在である様に、何とも形容し難い不思議な感触と余韻を僕に与えてくれた。
それは、かつて、中学生だった頃にクリームやジミヘン、ニルヴァーナを初めてCDで聴いた時に感じた奇妙な愛しい様な違和感にも似ている。ひょっとしたらこれから、音楽は僕等の下に帰ってくるかもしれない。話の続きはもう僕等の手の中にきっとある。
(吉田航[月夜と少年])

普遍性の高いオーソドックスな歌声とメロディを支えるのは、オルタナ・カントリーやスロウコア、さらには関西アンダーグラウンドの土壌から生まれてきた、とても静かで穏やかなアンサンブル。
けれど、インディ特有のラフな感じではなくて、音数は少ないけれど安定感の演奏力が、バンド全体の「揺るぎなさ」を堂々と物語っています。
ゆっくりと円を描きながらすこしずつ上昇してゆくような、控えめながらも確実に雄大なアルバム。これは素晴らしいですよ!
(ゆーきゃん[SUNRAIN RECORDS])

きちんと作り手の匂いが感じられるサウンドにのせて、喜怒哀楽の向こう側が丁寧に描かれている、純度の高いポップスアルバム。
ボーカル則直が目の前で語りかけているようなオープニング「話の続きを」から始まり、ギターのアルペジオが重なっていく度に地面からフワリと身体が舞い上がっていくような「日傘」、メランコリックな夏の風景を思い起こされるワルツ「屋上」、遊び心でしかない「回送」(こういう曲がアルバムに入っていると嬉しくなる)、ライブで披露され音源化が待たれていた人気曲の「遠い空」や「グラス」など、2年に及んだ制作で生まれた楽曲たちが余すことなく収録されている。
彼等の真骨頂ともいえるであろう、静かに、そして穏やかに感情を爆発させるスローナンバー「グライダー」は必聴。とにもかくにも、傑作であります。
(井戸健人[スーパーノア/イツキライカ])


[track list]
01. 話の続きを
02. 日傘
03. グラス
04. 屋上
05. 水槽
06. 部屋
07. グライダー
08. 回送
09. 遠い空

Higasa by Shirokuro midori

Heya by Shirokuro midori

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白黒ミドリ(しろくろみどり) / SHIROKUROMIDORI
2012.11リリース
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